Columnコラム
瀬戸内国際芸術祭2025の安全運営に関わらせていただきました—フジガード株式会社の警備・案内スタッフ活動報告
2025年春から秋にかけて開催された「瀬戸内国際芸術祭2025」が11月9日に無事に閉幕しました。
この世界的なアートの祭典を支えるため、フジガード株式会社は瀬戸内海の全ての港と島に警備スタッフ・案内スタッフを配置し、来場者の安全確保と円滑な運営をサポートしました。
ここでは、その活動内容と現場の取り組みを振り返ります。
瀬戸内国際芸術祭2025とは
3年に一度、瀬戸内の島々を舞台に開催される国際的なアートイベント「瀬戸内国際芸術祭」。
2025年は春・夏・秋の3会期を通じて開催され、国内外から多くの観光客とアーティストが訪れました。
瀬戸内海に点在する直島、豊島、小豆島、男木島、女木島、など、それぞれの島が独自の魅力を発信しました。
全ての港と島に警備・案内スタッフを配置
弊社は、高松港・宇野港・直島港・豊島港・小豆島港・男木島港・女木島港など、すべての玄関口にスタッフを常駐させました。
さらに、各島内でもアート会場周辺や港付近、フェリー乗り場、観光導線上にスタッフを配置し、来場者の安全・誘導・案内を行いました。
毎日50名以上の体制で運営を支え、現場からは「フジガードのスタッフがいて安心」という声も多くいただきました。

“安全+おもてなし”をテーマに
警備という枠を超え、フジガードでは「安全とおもてなしの両立」をテーマに活動しました。
混雑時の声かけ、外国人観光客への英語対応、道に迷った方への案内、島民とのコミュニケーションなど、単なる警備ではなく「地域と観光客をつなぐ存在」としての役割を果たしました。
全スタッフが共通して意識していたのは「笑顔のある現場」。
安全を守るだけでなく、「また来たい」と思ってもらえる環境づくりを目指しました。

現場からの声
芸術祭期間中、観光客から「スタッフが親切で安心できた」「道案内が分かりやすかった」と多くの感謝の言葉をいただきました。
また、真夏の猛暑日や雨天時にも全員が笑顔で業務を続け、チームワークと誇りを持って任務を遂行しました。
こうした小さな積み重ねが、安全で快適な芸術祭運営につながったと考えています。
日々のミーティングで情報共有と安全確認
安全で質の高いサービスを提供するためには、現場スタッフ同士の情報共有が欠かせません。フジガードでは、各港での業務開始前に毎日のミーティングを行い、当日の注意点や混雑予想、前日の振り返りなどを共有しました。
芸術祭期間中は天候や船の運航状況、イベントスケジュールによって状況が大きく変わるため、スタッフ一人ひとりが最新の情報を把握し、同じ方向を向いて動ける体制を整えていました。

フェリーの出港を見送る“おもてなし”の気持ち
瀬戸内国際芸術祭2025の会場となる島々と本土を結ぶフェリーは、多くの人にとって「旅の思い出そのもの」です。
弊社の案内スタッフは、出港するフェリーに向かって手を振りながら見送りを行い、最後の瞬間まで瀬戸内のおもてなしの心を届けました。
船上から手を振り返してくださるお客様も多く、「また来たい」「また会いたい」と感じていただける時間になったのではないかと思います。

地域とともに歩むフジガード
瀬戸内国際芸術祭は、地域の文化と自然を未来へ伝える大切なイベントです。
私たちは地元企業として、地域の誇りと責任を胸にこの芸術祭を支えました。
全ての港・全ての島をカバーする広域体制は、地元の安全インフラを担う企業としての使命の表れでもあります。
今後も、「誠実勤勉」「規律厳正」「事故絶滅」の社訓のもと、地域社会の安心と安全を守り続けてまいります。
まとめ
「瀬戸内国際芸術祭2025」の成功の裏には、見えない場所で支えた多くの人々の努力があります。
フジガード株式会社は、警備と案内を通じてその一端を担えたことを誇りに思います。
これからも地域のイベントや観光を安全面から支え、皆さまが安心して楽しめる環境を提供してまいります。